毎日を編むブログ

かごについて調べ、考え、編んでいます。

「小澤典代× 松野弘 トークショー“かごのお話し”」を聞いてきました。

AKOMEYA TOKYO

 

銀座「AKOMEYA TOKYO」で「日本のかご市」を見て、「小澤典代× 松野弘 トークショー“かごのお話し”」を聞いてきました。

かごが静かなブームとは聞いていますが、集まった30人くらいの方々はみんな女性。みんな30代から40代。そして全員素敵な人でした。(自分を棚にあげて言いました。)

 

小澤典代さんは、手仕事まわりの取材・執筆とスタイリングを中心に仕事をしていらっしゃるスタイリストさんで、「日本のかご」(新潮社)を書いた方。気になっていたこの本、購入しました。

 

今の私が一番見たい写真がたくさん載っている。

 

松野弘さんはご存じ「暮らしの道具 松野屋」のご主人。

芸術品ではなく、民芸でもなく、海外生産の安物ではない、日本伝承の「生活の道具」としてのかごを自ら探し出し、たくさん取り扱っていらっしゃいます。

 

「あらもの」という言われ方、もうあまり聞かないですが、懐かしく、今また、いい言葉に感じます。

 

トークショーでは松野屋さんで取り扱われているいくつかのかごの説明とともに、お二人の楽しく興味深いお話が聞けました。

このブログでも取り上げた竹の市場かごもあり、ビニール製の持ち手についての松野さんの感じ方が私と同じでうれしくなりました。

 

それから、スズ竹細工のメッカ、岩手鳥越地区の話。1200年前からつづくかご編みの伝統のはじまりは大飢饉がつづく中、村人の夢枕に白蛇とともに立った観音様が、この蛇のような模様でかごを編みなさいと言われたことだとか。

それから発展した鳥越編みで行商で昭和当時で数千万の収入の家もあったとか。門外不出の技術は女の子が嫁ぐことによって流出することすら阻まれたとか・・・

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お話を聞いた後でみる鳥越編みのかごは、さすがにさりげないけど繊細、緻密。この真ん中の編みはじめが高い技術なのだそうです。

 

今の世の中、一部でかごブームということもあり、似たようなものがアジアの国で安く編まれて入ってきているものも多いそうです。

日本の伝統にとっても独自の技術を持っていたはずのその国の伝統にとっても悲しい話です。