毎日を編むブログ

かごについて調べ、考え、編んでいます。

Jorgen&Nanna Ditzel(ヨルゲン&ナナ・ディッツェル)の籐の椅子「EGG」

残念ながらうちにはありませんが、外出するとお店などで籐の家具を結構よく見かけます。

太めの材でフレームを作り、細めの材でかご状に編んでカバーしたタイプ。コンパクトで普通の椅子とかわらないものから、緩やかな曲面によるゆったりしたボリュームを持つものまでいろいろです。リゾート感を色濃く持つものからそうでもないものなど雰囲気もさまざま。 

なかでも、籐の元々の使い道である(と思われる)「容器」としてのかごに最も近いのがこちらの「EGG」ではなかろうかと思います。

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          出典:ヤマカワラタン

 

4本なり、1本なり、「足」というものがあればより椅子らしくなろうというものですが、上から吊られているこの椅子は椅子の中でもかごに近いものですね。

ゆりかごに近いとも言えます。

この椅子は足をつけることもできますが、その場合でも高く伸びた足からチェーンで吊り下げるスタイルをとるようです。

 

この「EGG」はデンマークのデザイナー、Jorgen Ditzel(ヨルゲン ディッツェル)、Nanna Ditzel(ナナ ディッツェル) の夫妻によりデザインされ、1957年に発表されたそうです。

なんの装飾もない本当にシンプルなスタイル、これこそモダンデザインです。

日本では「ヤマカワラタン」という会社が製作・販売しておられます。

 

そしてこちらのナナ&ヨーゲン・ディッチェルを含む偉大なデザイナーたちの質の高い籐の家具を製作し続けているのがデンマークの「Sika Design」です。

世界中のホテルやレストラン、クルーズ船で使われているそうです。

 

思わず息をのむほど美しい写真、高級感と気品に満ちていますが華美でなくスッキリとしていますよね。

 

Sika Design USA

 

ed_Dreamweave_Sika-Design_Icons                        出典:Sika Design

 

籐製品の幅広さを改めて感じます。

このようなクラシックな欧風インテリアに馴染んでいるところを見ると「コロニアル」スタイルというのがもとにあるからだろうなと思います。欧米列強がアジアやアフリカを植民地統治した時代のスタイルです。

現地の材料と技術を使い、欧米風のものが作られたのだと思われます。歴史の経緯はどうであれそのことがその後も世界中に受け継がれる豊かなデザインを生んだのですね。

どんなところにも馴染むスタイルです。日本の和風建築(旅館?)の縁側にも籐の肘掛け椅子が昔からありましたよね。

 

 

ついでに似て非なるものも見つけました。 

三半規管弱めの私には座りこなせないと思うのですが何とも言えず憧れる雰囲気です。

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出典:http://www.coastaldesign.co.nz/

 

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出典:http://dibico.trustpass.alibaba.com/

 

 

〈追記〉

この記事を書いた翌朝テレビをつけていたら、女医のおおたわ史絵さんのご自宅にこの「EGG」が!

素敵なマンションの日当たりのよさそうな窓際に天井から吊っていらした。

ワンちゃんと一緒に座るおおたわ先生は安らいだ表情。

ホンジャマカの石塚さんも座れたということで強度はもちろんのこと、実際にやっぱり素晴らしいのだと目の当たりにしたのでした。