毎日を編むブログ

かごについて調べ、考え、編んでいます。

これで行こうと決めてからもなんだかんだでいろいろある②

ハンドメイド通販サイト「iichi」さんで

かごバッグを販売しています。

 

一昨日に引き続き

製作にまつわる小ネタです。

たくさんの人の役に立つような記事にはなるまいと思いますが

世界のどこかにはかご編みの縦芯の倒れに

悩んでいる人もいるかも知れないと自分に言い聞かせながら

書いてみます。

 

 

夏の四角いバッグでも秋の細面のバッグでも

「よろけ編み」という編み方を採用しています。

正面からみた姿はこんな感じ。

 

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普通は縦にまっすぐ通っている縦芯が

右往左往しています。

 

2本一組のペアで編み始めた縦芯を

途中で隣同士の1本ずつ強引に寄せて新しいペアにして

何事もなかったように編み続けます。

それを一定の高さで繰り返すとこのような

水の滴が連なったような模様が出来上がります。

 

縦芯が右往左往することで

表面はボコボコした小山のような、葡萄の房のような凹凸を持ちます。

ふわふわと、やや曖昧な輪郭になり

「ニュアンスがある」とでも言いたくなる雰囲気で

私はとても好きな編み方。

 

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しかしとても気になる点が。

それは「縦芯の倒れが目立つ」ということです。

 

かご編みは(私の場合だと)右回りに編んでいくので

どうしても縦芯は右に倒れがちです。

倒れやすいのは底を編んでから立ち上がる部分と

編み終わりの留めの部分。

この2か所とも私は、

細くて頼りない材に強度を持たせるために

「内返し」ということをしています。

これが結構強引に

材をひっくり返して曲げていくので

普通にやればまず倒れてしまいます。

 

やるべきことは曲げるときにできるだけ鋭角にすること。

そして倒れない方向に向けて力を入れること。

ここでよく濡らしておかないとすぐにパキッとおれてしまって

心も折れます。

それからその後、正しいポジションを意識して編んでいくこと。

これに尽きます。

 

そしてよろけ編みの特性上、

縦芯の感覚を広めにしていることと、

縦芯を右往左往させていることにより、

他の編み方に比べて縦芯が動いてしまいやすい、

「遊び」を持ってしまっているのです。

 

そんなわけで、同じように作っていても

この編み方だけ上端と下端が「倒れ」てます。(左側の写真。)

この状態は、「味。」ではなく「下手だ。」ということに

決めました。

なので、編み地で工夫してみました。(右の写真。)

 

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最初と最後の縦芯が長く伸びていると

倒れも大きくなりやすくて目立つので

上端と下端の縦芯フリーの部分は短くなるように柄を調整。

下端は縄編みの分量も多めに。

編み上げてから目打ちをつかって微調整もします。

これでかなり倒れの少ない、均等な模様に見えるようになりました。

意識的にきちきちと作って

できるだけ遊びを少なくしたことで

全体のシルエットも整ってきています。

 

肉眼ではいろんな方向から見るからそれほど気にならないことも

写真だととても目立つし気になります。

 

でももうこれで写真も大丈夫!

 

検討は続きます。

 

 

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