毎日を編むブログ

かごについて調べ、考え、編んでいます。

あけびのかごバッグを探す。⑧長野-1

福島・会津の回でも取り上げさせていただいた

日々の暮らしで使う日本の手仕事のものを扱うお店「FRANK」さんに長野のあけびかごもありました。

f:id:chibie50:20160420182835p:plain

 

f:id:chibie50:20160830102711j:plain

あけび小判すかし手提げかご小


雪の深いところほどかご編みに適したあけびが採れる、というようなことをききます。  

あけびかごは寒い地方のものという認識が一般的と思いますが

商品として手に入れられるあけびのかごバッグの産地の南限は

今私が調べられる範囲では長野なのではないかなと思います。

 

そして長野は

他の地域とはちょっと違う特徴を持つあけびかごの産地でもあるようです。

 

奥信濃の山で自生するあけびが用いられて

江戸時代から大正・昭和とあけび細工がさかんに作られていたことがわかる

記事がありました。

野沢温泉村のあけび蔓(つる)細工の先駆者と後継者 ~

河野安信と「鳩爺さん」と呼ばれた河野平作~ | 安心のネットワーク NOSAI北信

 

かなり減ってしまってはいるようですが今でも何軒かの工房があり

長野県伝統的工芸品に指定されて

野沢温泉の「三久工藝」さんなどで販売されています。

f:id:chibie50:20160502152714p:plainf:id:chibie50:20160502152719p:plain

 

 

同じ野沢温泉の民宿「竹屋」さんでは

大女将さんがあけび細工を作られているそうです。

ホームページでは見事な手さばきの動画を見ることもできます。

ネットショップにはなっていませんがすてきな写真がありました。

なかでも籐とあけびを組み合わせてできたデザインのもの(写真右)が興味深い。

f:id:chibie50:20160502153829j:plain

nozawa-takeya.com

 

 

長野では

すでにあけび細工の伝統があったところに

材料の減少を補うために輸入の籐を採用してのかご編みも盛んになったのだそうです。

あけびと籐が組み合わされたかごなどは

他の地方ではあまり見ないデザインですね。

 

そしてもう一つ長野のあけびかごの特徴として

皮をむいた白っぽいあけびの蔓を用いるものがあります。

これについては次回です。

 

 

www.zumibasket.com